ソ連の雪山で男女9人が不可解な死を遂げた事件の原因は…

ドニー・アイカー(著) 安原和見(訳)(2018)『死に山: 世界一不気味な遭難事故《ディアトロフ峠事件》の真相』河出書房新社 澄んだ青灰色の目をひたと私に向けて、彼は言った。「あなたの国には、未解決の謎はひとつもないの … 続きを読むソ連の雪山で男女9人が不可解な死を遂げた事件の原因は…

特高警察以来の伝統技術でロシアのスパイを尾行する

竹内明(2009)『ドキュメント秘匿捜査 警視庁公安部スパイハンターの344日』講談社 完全秘匿による徒歩追尾を命じられたスパイハンターたちは、対象の前方に「先行要員」を配置して、同方向に歩かせる。この先行要員はまったく … 続きを読む特高警察以来の伝統技術でロシアのスパイを尾行する

ハニートラップから透視、盗聴まで、各国の諜報を垣間見る

植田樹(2015)『諜報の現代史 政治行動としての情報戦争』彩流社 警視庁公安部はこの男はKGBとSVRの諜報部員であり、三〇年以上にわたって日本人になりすましてスパイ活動を続けていたと推定しているが、本名も詳しい素性も … 続きを読むハニートラップから透視、盗聴まで、各国の諜報を垣間見る

同時通訳はソビエト生まれ

米原万里(2003)『ガセネッタ&シモネッタ』文藝春秋 「あーら、米原さんて、最近はもっぱら通訳業の産業廃棄物をチョコチョコッとリサイクルして出版部門へ流し、甘い汁を吸っているっていう評判だわよ」 とシモネッタとガセネッ … 続きを読む同時通訳はソビエト生まれ

北方領土返還の実現可能な案

佐藤優(2014)『元外務省主任分析官・佐田勇の告白―小説・北方領土交渉』徳間書店 「僕は作家だから、警鐘を鳴らす作品を書く。論文やノンフィクションではなく、小説だ。(後略)」(本書 p.265) 元外務省主任分析官・佐 … 続きを読む北方領土返還の実現可能な案

インテリジェンス(諜報)を実生活で役立てる

佐藤優(2009)『野蛮人のテーブルマナー 「諜報的生活」の技術』講談社 ここでは6ヵ月後くらいに話題になりそうなテーマの本を積極的に集め、読むことにしている。(本書 p.20) 実は、何かを始めるときに、まず「終わり」 … 続きを読むインテリジェンス(諜報)を実生活で役立てる

真っ赤な嘘でも真実だ

米原万里(2010)[2004]『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』角川学芸出版 嘘つきアーニャの真っ赤な真実 (角川文庫) 「牛乳の生産でアメリカに追いつき、追い越そうな!」 走り方が雌牛みたいだと言われたアーニャにこうい … 続きを読む真っ赤な嘘でも真実だ

時間を短く感じるには持ってこいだね

米原万里(2009)[2005]『オリガ・モリソヴナの反語法』集英社 オリガ・モリソヴナの反語法 (集英社文庫) おもしろい! スターリン時代を挟んだソ連を中心とする共産主義陣営の中で翻弄されたダンサーの物語。著者の体験 … 続きを読む時間を短く感じるには持ってこいだね

適切さと美しさの間の悩み

米原万里(2010)[1998]『不実な美女か貞淑な醜女か』新潮社 不実な美女か貞淑な醜女(ブス)か (新潮文庫) 通訳や言語の話を書いたエッセイ集。語学を生業にする人にとっては、とても面白く読める本。 著者の周りが特別 … 続きを読む適切さと美しさの間の悩み