物語についての物語についての物語…

森見登美彦(2018)『熱帯』文藝春秋 「あなたは何もご存じない」 彼女は指を立てて静かに言った。 「この本を最後まで読んだ人間はいないんです」 本書 p.37 「世界の中心には謎がある」 本書 p.455 熱帯 ふしぎ … 続きを読む物語についての物語についての物語…

ナマコの半分 ウナギの3割は密漁品

鈴木智彦(2018)『サカナとヤクザ 暴力団の巨大資金源「密漁ビジネス」を追う』小学館 ヤクザたちのほうが真面目だった。漁師に漁場を聞きながら最終的にはカタギより水揚げした 本書 p.232 「漁師は最高。ずっとこの仕事 … 続きを読むナマコの半分 ウナギの3割は密漁品

ソ連の雪山で男女9人が不可解な死を遂げた事件の原因は…

ドニー・アイカー(著) 安原和見(訳)(2018)『死に山: 世界一不気味な遭難事故《ディアトロフ峠事件》の真相』河出書房新社 澄んだ青灰色の目をひたと私に向けて、彼は言った。「あなたの国には、未解決の謎はひとつもないの … 続きを読むソ連の雪山で男女9人が不可解な死を遂げた事件の原因は…

アメリカ政府から日本政府にクレームが入ったインテリジェンス報道

朝日新聞取材班(2014)『非情世界 恐るべき情報戦争の裏側』朝日新聞出版 米国は様々な情報機関の職員が複数のパスポートを持ち、観光客などの身分でしばしば訪朝して情報を集めている。いわゆるスパイで、諜報活動は映画の中だけ … 続きを読むアメリカ政府から日本政府にクレームが入ったインテリジェンス報道

特高警察以来の伝統技術でロシアのスパイを尾行する

竹内明(2009)『ドキュメント秘匿捜査 警視庁公安部スパイハンターの344日』講談社 完全秘匿による徒歩追尾を命じられたスパイハンターたちは、対象の前方に「先行要員」を配置して、同方向に歩かせる。この先行要員はまったく … 続きを読む特高警察以来の伝統技術でロシアのスパイを尾行する

ハニートラップから透視、盗聴まで、各国の諜報を垣間見る

植田樹(2015)『諜報の現代史 政治行動としての情報戦争』彩流社 警視庁公安部はこの男はKGBとSVRの諜報部員であり、三〇年以上にわたって日本人になりすましてスパイ活動を続けていたと推定しているが、本名も詳しい素性も … 続きを読むハニートラップから透視、盗聴まで、各国の諜報を垣間見る

江沢民国家主席の司令でアメリカ大統領選に献金していたFBIのスパイ

デイヴィッド・ワイズ 著 石川 京子 訳(2012)『中国スパイ秘録 米中情報戦の真実』原書房 捜査局の電子機器技術者たちは今なお非公開の超高性能技術を用いてる領事館の盗聴に成功した。(本書 p.31) 荷物を回収し、中 … 続きを読む江沢民国家主席の司令でアメリカ大統領選に献金していたFBIのスパイ

人民を扇動する北朝鮮文学の内情

金柱聖(2018)『跳べない蛙 北朝鮮「洗脳文学」の実体』双葉社 美人娘たちが手に持っていた大学ノートを差し出してきた。なんと、そこには『人間の証明』がびっしりと書き写されていた。(本書 p.229) 私はもうこれ以上、 … 続きを読む人民を扇動する北朝鮮文学の内情

雑炊の時代、平成を振り返る。

佐藤優、片山杜秀(2018)『平成史』小学館 片山 不況のなかで育った若者たちは騙されていたと気づいたんでしょうね。自由だ、自由だ、と言われて、実は捨てられているのだと。(本書 p.30) 佐藤 (中略)政治でもメディア … 続きを読む雑炊の時代、平成を振り返る。

不安定な時代だからこそ読もう:村上春樹『ノルウェイの森』

村上春樹(2004)『ノルウェイの森』講談社 「昼飯をごちそうしてもらったくらいで一緒に死ぬわけにはいかないよ。夕食ならともかくさ」(本書上巻 p.155) 「だって私これまでいろんな人に英語の仮定法は何の役に立つのって … 続きを読む不安定な時代だからこそ読もう:村上春樹『ノルウェイの森』