ローマ法王に米を食べさせたスーパー公務員の町おこし

「本当においしい物、いい物を直売所で売りましょうよ。まずい物はJAさんに渡してください」 本書 p.157 それをあなたたちは、紙切れ1枚とまんじゅうだけ持ってきて1000万円出せと。総会屋でもしないことを自分たちがやっ … 続きを読むローマ法王に米を食べさせたスーパー公務員の町おこし

北朝鮮に7年間抑留された日本人船長

腹を決めた。 「命令したのは私だ」 紅粉は切り出した。この一言ですべてが決まった。 「私が機関長に命令した。彼に責任はない。頼むから、ほかの三人と一緒に日本に返してやってくれ。頼む…… (本書 p.41) 「北朝鮮は官僚 … 続きを読む北朝鮮に7年間抑留された日本人船長

向坂逸郎訳とされる『資本論』を本当に訳したマルキシストの自伝

われわれの同級会は「大正十三年一高文甲会」と称し、和田貞一という非常にまめな世話役がいるために、最も集まりの良い同級会である。(中略)集まりは良くても、向陵時代の楽しさが味わえるなどと思ったら大間違いで、じじいばかりの集 … 続きを読む向坂逸郎訳とされる『資本論』を本当に訳したマルキシストの自伝

街の語学者 三上章の一生

今西(筆者註:錦司)は生前「わしに進化論をはじめて教えたのは三上やで」と言っていた。三高時代の今西に進化論の手ほどきをしたのは、古今東西の主要著作に親しみ博覧強記で知られた三上章だった。 本書 p.93 三上はこの論文に … 続きを読む街の語学者 三上章の一生

物語についての物語についての物語…

森見登美彦(2018)『熱帯』文藝春秋 「あなたは何もご存じない」 彼女は指を立てて静かに言った。 「この本を最後まで読んだ人間はいないんです」 本書 p.37 「世界の中心には謎がある」 本書 p.455 熱帯 ふしぎ … 続きを読む物語についての物語についての物語…

ナマコの半分 ウナギの3割は密漁品

鈴木智彦(2018)『サカナとヤクザ 暴力団の巨大資金源「密漁ビジネス」を追う』小学館 ヤクザたちのほうが真面目だった。漁師に漁場を聞きながら最終的にはカタギより水揚げした 本書 p.232 「漁師は最高。ずっとこの仕事 … 続きを読むナマコの半分 ウナギの3割は密漁品

ソ連の雪山で男女9人が不可解な死を遂げた事件の原因は…

ドニー・アイカー(著) 安原和見(訳)(2018)『死に山: 世界一不気味な遭難事故《ディアトロフ峠事件》の真相』河出書房新社 澄んだ青灰色の目をひたと私に向けて、彼は言った。「あなたの国には、未解決の謎はひとつもないの … 続きを読むソ連の雪山で男女9人が不可解な死を遂げた事件の原因は…

アメリカ政府から日本政府にクレームが入ったインテリジェンス報道

朝日新聞取材班(2014)『非情世界 恐るべき情報戦争の裏側』朝日新聞出版 米国は様々な情報機関の職員が複数のパスポートを持ち、観光客などの身分でしばしば訪朝して情報を集めている。いわゆるスパイで、諜報活動は映画の中だけ … 続きを読むアメリカ政府から日本政府にクレームが入ったインテリジェンス報道

特高警察以来の伝統技術でロシアのスパイを尾行する

竹内明(2009)『ドキュメント秘匿捜査 警視庁公安部スパイハンターの344日』講談社 完全秘匿による徒歩追尾を命じられたスパイハンターたちは、対象の前方に「先行要員」を配置して、同方向に歩かせる。この先行要員はまったく … 続きを読む特高警察以来の伝統技術でロシアのスパイを尾行する

ハニートラップから透視、盗聴まで、各国の諜報を垣間見る

植田樹(2015)『諜報の現代史 政治行動としての情報戦争』彩流社 警視庁公安部はこの男はKGBとSVRの諜報部員であり、三〇年以上にわたって日本人になりすましてスパイ活動を続けていたと推定しているが、本名も詳しい素性も … 続きを読むハニートラップから透視、盗聴まで、各国の諜報を垣間見る