現代までの哲学の流れを見渡す

世界一わかりやすい哲学の授業 哲学の歴史の概略を学ぶための入門書です。本書では大学の講義のように1章につき一人の哲学者の代表的著作と思想を紹介し、15章からなっています。 第1講 アリストテレス『ニコマコス倫理学』 第2 … 続きを読む現代までの哲学の流れを見渡す

資本論を知らないピケティ

池上彰、佐藤優(2015)『希望の資本論 私たちは資本主義の限界にどう向き合うか』朝日新聞出版 日本も、教育と生涯給与がリンクするアメリカ型のシステムになってきた。これによる社会的なストレスがどうなるかというシミュレーシ … 続きを読む資本論を知らないピケティ

オートポイエーシスの入門はこれで決まり

山下和也(2010)『オートポイエーシス論入門』ミネルヴァ書房 オートポイエーシス・システムとは自分の環境の一部を加工して、自分の構成素として産出するシステムに他ならない。(本書 p.33) オートポイエーシスではシステ … 続きを読むオートポイエーシスの入門はこれで決まり

200ページでウィトゲンシュタインの歩みをつかむ

永井均(1995)『ウィトゲンシュタイン入門』筑摩書房 私は、私自身が読者とウィトゲンシュタインをつなぐ梯子となることを願ったのである。もちろんその梯子は、昇りきった後は投げ捨てられるべき梯子にすぎない。(本書 p.8) … 続きを読む200ページでウィトゲンシュタインの歩みをつかむ

知りすぎることの良否を知らない人類

野崎まど(2013)『know』早川書房 「(前略)学者の方からは非難される行為なのかもしれませんが、保管庫は思想そのものが違うのです。保管庫の思想とは”現物を、変化なく残すこと”です。古事記の冒頭にも記されていますが、 … 続きを読む知りすぎることの良否を知らない人類

労働理論の総まとめ

今村仁司(1981)『労働のオントロギーフランス現代思想の底流』勁草書房 認識といえども人間が社会関係の中でおこなうひとつの世界獲得形式であるというのがマルクスの基本的な立場である。いいかえれば、認識は人間が世界とかかわ … 続きを読む労働理論の総まとめ

これで分かる『論理哲学論考』

ルートヴィヒ・ヴィトゲンシュタイン 著/木村洋平 訳・注解(2010)『『論理哲学論考』対訳・注解書』 社会評論社 注 4.114 『論考』の哲学は、「思考の空間」を「言語の空間」に置き換えて、そこで、有意味な命題と無意 … 続きを読むこれで分かる『論理哲学論考』

宗教の栄華と退潮を見る

アーネスト・ゲルナー著/宮治美江子, 堀内正樹, 田中哲也訳(1991)『イスラム社会』紀伊國屋書店 急速な職業移動と技術革新が特殊な諸共同体の平和的共存を困難または不可能とした近代的状況下では、これらの共同体のそれぞれ … 続きを読む宗教の栄華と退潮を見る

暴力の根源をさぐる

ソレル, ジョルジュ著/ 今村仁司・塚原史 訳(2007)『暴力論』(上下巻)岩波書店 知事たちは、蜂起派の暴力(ヴィオランス)に対して合法的武力(フォルス)を発動せざるを得なくなることを恐れて、雇用者側に譲歩を強いるよ … 続きを読む暴力の根源をさぐる

パースを知るための第一歩

有馬道子(2001)『パースの思想』岩波書店 このようにソシュールの記号論が「コードとメッセージの記号論」として、歴史的、社会的体系の中の価値としての恣意的な記号をあつかうものであるのに対して、パースの記号論は無現の「意 … 続きを読むパースを知るための第一歩