言語学が熱かった時代を振り返る

鈴木孝夫、田中克彦(2008)『言語学が輝いていた時代』岩波書店 (田中) (前略)だから、最近は人間の屑がやるのが言語学だとつくづく思う(笑)。自分の土壌を持っていないんだもの。(本書 p.203) (鈴木) だからも … 続きを読む 言語学が熱かった時代を振り返る

プロが教える外国語上達のコツ

千野栄一(1986)『外国語上達法』岩波書店 さて、中学、高校、大学と語学の習得に苦しみ抜いた私の方はどうなったであろうか。正直にいって、私はこれまで楽に外国語を習得したという経験は一度もない。現に今でも、苦しみながら新 … 続きを読む プロが教える外国語上達のコツ

書の営みと試行錯誤の歴史

石川九楊(1990)『書の終焉 近代書史論』同朋社出版 実際にはこれまで一度たりとも真正面から近代書史が本当の意味で問われ、書かれたことなどなかったと言っても言いすぎではないように思う。(本書 p.5) 現代の書にとって … 続きを読む 書の営みと試行錯誤の歴史

大きな物語崩壊後に成長するデータベース

東浩紀(2001)『動物化するポストモダン オタクから見た日本社会』講談社 シミュラークルの水準における「小さな物語への欲求」とデータベースの水準における「大きな非物語への欲望」に駆動され、前者では動物化するが、後者では … 続きを読む 大きな物語崩壊後に成長するデータベース

柔軟な語られ方をする民族、ジェンダー

速水洋子(2009)『差異とつながりの民族誌 北タイ山地カレン社会の民族とジェンダー』世界思想社 人の命は、この世とあの世とを行き来すると考え、この世での死は、あの世での新たな誕生を意味し、逆にこの世での誕生はあの世では … 続きを読む 柔軟な語られ方をする民族、ジェンダー

夢見の訓練を通して全てを悟る

カスタネダ, カルロス 青木保監修・名谷一郎訳(1993)『未知の次元-呪術師ドン・ファンとの対話-』講談社 未知の次元―呪術師ドン・ファンとの対話 (講談社学術文庫)  もうすっかりメスカリトの話は出てこなくなってしま … 続きを読む 夢見の訓練を通して全てを悟る

呪術師になった後の世界

カスタネダ、カルロス 真崎義博訳(1974)『呪術師に成る-イクストランへの旅-』二見書房 「それがどんな決断かなんてことは問題じゃない」彼が言った。「どんなことだってほかのことより重大だとか、そうでないとかいうことはな … 続きを読む 呪術師になった後の世界

心身二元論の根源

デカルト, ルネ(谷川多佳子訳)(2007)『方法序説』岩波書店 すなわち、このようにすべてを偽と考えようとする間も、そう考えているこのわたしは必然的に何ものかでなければならない、と。そして「わたしは考える、ゆえにわたし … 続きを読む 心身二元論の根源

見ることを身につける

カルロス, カスタネダ(真崎義博訳)(1973)『呪術の体験 分離したリアリティ』二見書房 「見ることが他の人になんの影響も与えないってことは?」 「もう言ったろうが、見ることは呪術じゃないんだ。だが人はすぐ混同しおる。 … 続きを読む 見ることを身につける

呪術師への第一歩

カルロス, カスタネダ、真崎義博訳(1972)『呪術師と私 -ドンファンの教え-』二見書房 特に学ぶべきことは、二つの世界の裂け目までどうやって行き、どうやってもう一つの世界に入るかってことだ。(p.220) 途方もない … 続きを読む 呪術師への第一歩