文章で食べていくために

ノア, リュークマン著 池 央耿訳(2001)『プロになるための文章術-なぜ没なのか』河出書房新社 2点の原稿を前に、これから出版の可否を判断する閲読者の立場を想像すればいい。5ページから先を読み進むべき原稿と、そこで擱 … 続きを読む文章で食べていくために

真っ赤な嘘でも真実だ

米原万里(2010)[2004]『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』角川学芸出版 嘘つきアーニャの真っ赤な真実 (角川文庫) 「牛乳の生産でアメリカに追いつき、追い越そうな!」 走り方が雌牛みたいだと言われたアーニャにこうい … 続きを読む真っ赤な嘘でも真実だ

時間を短く感じるには持ってこいだね

米原万里(2009)[2005]『オリガ・モリソヴナの反語法』集英社 オリガ・モリソヴナの反語法 (集英社文庫) おもしろい! スターリン時代を挟んだソ連を中心とする共産主義陣営の中で翻弄されたダンサーの物語。著者の体験 … 続きを読む時間を短く感じるには持ってこいだね

学校で教わらない中国の姿

厳家祺、高皋著;辻康吾監訳(2002)『文化大革命十年史』岩波書店 文化大革命十年史 (上) (岩波現代文庫―学術) 文化大革命十年史 (中) (岩波現代文庫―学術) 文化大革命十年史 (下) (岩波現代文庫―学術) 著 … 続きを読む学校で教わらない中国の姿

司馬遼太郎の見た台湾

司馬遼太郎(2006)[1997]『台湾紀行』朝日新聞社 街道をゆく (40) (朝日文芸文庫) 台湾に行く際の勉強のために買った。台湾の国や地域としての歴史というマクロの視点とともに、日本とのかかわりやその中で生きてき … 続きを読む司馬遼太郎の見た台湾

中国語でも美しい村上春樹のデビュー作

村上春樹著;賴明珠訳(2009)[1988]『聽風的歌』時報文化出版企業股份有 「嗯…你喜歡燉牛肉嗎?」 「喜歡.」 「我做好了,可是我一個人吃要一星期才吃得完,你要不要過來吃?」 「不錯啊.」 「OK,一個 … 続きを読む中国語でも美しい村上春樹のデビュー作

適切さと美しさの間の悩み

米原万里(2010)[1998]『不実な美女か貞淑な醜女か』新潮社 不実な美女か貞淑な醜女(ブス)か (新潮文庫) 通訳や言語の話を書いたエッセイ集。語学を生業にする人にとっては、とても面白く読める本。 著者の周りが特別 … 続きを読む適切さと美しさの間の悩み