琉球を探検した西洋人

この人々の態度はきわめて温和で、ひかえめであった。注意ぶかく、好奇心がないわけではないが、われわれがくり返してすすめたあとでなければ、決して近づいて見ようとはしなかった。好奇心にかられて我を忘れるような行動ははしたないこ … 続きを読む琉球を探検した西洋人

現代沖縄の裏社会

こうした猥雑な空気をはらんだ街に引き込まれたのは、私が地方都市の場末の歓楽街で生まれ育ったせいもあっただろう。そしてもう一つ、それまで」自分の中で醸成してきた沖縄のイメージが揺らぎ始めたことによる、静かで深い衝撃も大きか … 続きを読む現代沖縄の裏社会

知れば「おそロシア」も怖くない?

池上 「おそロシア」という言葉がありますよね。よくわからなかったり、怖かったりというのが、日本人のロシアに対する一般的なイメージだと思います。(中略)佐藤 (東京大学名誉教授の和田春樹先生が仰っています。日本人にとっての … 続きを読む知れば「おそロシア」も怖くない?

北朝鮮に7年間抑留された日本人船長

腹を決めた。 「命令したのは私だ」 紅粉は切り出した。この一言ですべてが決まった。 「私が機関長に命令した。彼に責任はない。頼むから、ほかの三人と一緒に日本に返してやってくれ。頼む…… (本書 p.41) 「北朝鮮は官僚 … 続きを読む北朝鮮に7年間抑留された日本人船長

向坂逸郎訳とされる『資本論』を本当に訳したマルキシストの自伝

われわれの同級会は「大正十三年一高文甲会」と称し、和田貞一という非常にまめな世話役がいるために、最も集まりの良い同級会である。(中略)集まりは良くても、向陵時代の楽しさが味わえるなどと思ったら大間違いで、じじいばかりの集 … 続きを読む向坂逸郎訳とされる『資本論』を本当に訳したマルキシストの自伝

街の語学者 三上章の一生

今西(筆者註:錦司)は生前「わしに進化論をはじめて教えたのは三上やで」と言っていた。三高時代の今西に進化論の手ほどきをしたのは、古今東西の主要著作に親しみ博覧強記で知られた三上章だった。 本書 p.93 三上はこの論文に … 続きを読む街の語学者 三上章の一生

ナマコの半分 ウナギの3割は密漁品

鈴木智彦(2018)『サカナとヤクザ 暴力団の巨大資金源「密漁ビジネス」を追う』小学館 ヤクザたちのほうが真面目だった。漁師に漁場を聞きながら最終的にはカタギより水揚げした 本書 p.232 「漁師は最高。ずっとこの仕事 … 続きを読むナマコの半分 ウナギの3割は密漁品