江戸時代の読書熱は現代以上?

鈴木俊幸(2007)『江戸の読書熱 自学する読者と書籍流通』平凡社 普通のことはあっという間に忘れ去られてしまう。際だった特色を有する思想が盛られている書籍でもなく、多くの門弟を擁して学派を形成したよう人間の著作でもない … 続きを読む江戸時代の読書熱は現代以上?

北朝鮮のエリート学校、卒業できるのは4分の1

趙明哲 著/ 李愛俐娥 編訳(2012)『さらば愛しのピョンヤン 北朝鮮エリート亡命者の回想』平凡社 南山学校の生徒が軍を訪問すると、現地の司令官や将軍、軍人たちが出迎えてくれます。空軍司令部に行ったときは、有名な空軍司 … 続きを読む北朝鮮のエリート学校、卒業できるのは4分の1

年間11日、55時間しか働かないヒキガエル

奥野良之助(2006)『金沢城のヒキガエル 競争なき社会に生きる』平凡社 ストーブを囲んで雑談していた時、「先生、ヒキガエルを掘りにいきませんか」と言い出した学生がいた。(中略)学生どもは、私の指示を待たず、といって指示 … 続きを読む年間11日、55時間しか働かないヒキガエル

世界的な知性が歴史の転換点に直面したら

カール・マルクス著 植村邦彦訳(2008)『ルイ・ボナパルトのブリュメール18日』平凡社 ヘーゲルはどこかで、すべての偉大な世界指摘事実と世界史的人物はいわば二度現れる、と述べている。彼はこう付け加えるのを忘れた。一度は … 続きを読む世界的な知性が歴史の転換点に直面したら

南方熊楠、渋沢敬三、新村出らとの交遊録

岡茂雄(1974)『本屋風情』平凡社 風呂場の外がわに下駄の足音が近づいた。「湯加減はどうかな」と翁の声。「結構です」と応える。しばらくするとまた足音がして「湯加減はどうかな」。「結構です」。繰り返すこと三回。わずか十五 … 続きを読む南方熊楠、渋沢敬三、新村出らとの交遊録

読むと絵画の見方が変わる

バクサンドール, マイケル[篠塚二三男・石原宏・豊泉尚美・池上公平訳](1989)『ルネサンス絵画の社会史』平凡社 この本(筆者註:ヤコブス・デ・ケッソリス(1493)『チェスの書』)はチェスになぞえらえて社会階層を表し … 続きを読む読むと絵画の見方が変わる