儲けより社会のためを考えた明治の経営者

鹿島 茂(2013)『渋沢栄一 下 論語篇』平凡社 渋沢が子供や孫などを実業界に進ませたがったのは、一族郎党で財閥を形成するためではなかった。(中略)息子や孫たちには、あくまで、経済界に入って自助努力で出世することを望ん … 続きを読む儲けより社会のためを考えた明治の経営者

商人から幕臣になった26歳

鹿島茂(2013)『渋沢栄一 上 算盤篇』文藝春秋 埼玉の農民の小倅が、代官に面罵されたのがきっかけで討幕運動に加わり、いったんは、高崎城を襲って横浜の居留地を焼き討ちにしようと試みたが、ひょんなきっかけで一橋家に仕える … 続きを読む商人から幕臣になった26歳

明日からクリエイティブになるために

鹿島茂(2003)『勝つための論文の書き方』文藝春秋 これまでに立てたことのないところに問いを立てるとしたら、その問いが果たしてトリビアルな問題ではなく、本質的な問題に届いているかどうか、リンゴの芯を切っているのかどうか … 続きを読む明日からクリエイティブになるために

暇がなくても読書をする方法

鹿島茂(1993)『暇がないから読書ができる』文藝春秋 大学の授業や雑用のほかに、新聞・雑誌に雑文を月に百枚以上は書いているので暇はまったくないのだが、なぜか、読書量は、書評のためのものを除いたとしても、急激に増加してい … 続きを読む暇がなくても読書をする方法

世界はドーダで満ちている!

鹿島茂(2007)『ドーダの近代史』朝日新聞社 ドーダ学というのは、人間の会話や仕草、あるいは衣服や持ち物など、ようするに人間の行うコミュニケーションのほとんどは、「ドーダ、おれ(わたし)はすごいだろう、ドーダ、マイッタ … 続きを読む世界はドーダで満ちている!

パリ万博の壮観を再体験

鹿島茂(1992)『絶景、パリ万国博覧会-サン=シモンの鉄の夢』河出書房新社 万博博覧会というイベントは、たしかに国家の主導による「公」の行事であるが、その目的が、個人や私企業の発明・開発した優れた「商品」を一か所に集め … 続きを読むパリ万博の壮観を再体験

デパートという概念を発明した二人

鹿島茂(1991)『デパートを発明した夫婦』講談社 十九世紀前半までのフランスの商店では、入店自由の原則がなかったばかりか、出店自由の原則もなかった。つまり、いったん商店の敷居を跨いだら最後、何も商品を買わずに出てくるこ … 続きを読むデパートという概念を発明した二人

上流階級の馬車中心主義

鹿島茂(1993)[1990]『19世紀パリ・イマジネール 馬車が買いたい!』白水社 このように、テクノロジーの進歩によって新しい交通手段が登場する際には、意外にその前の時代の交通手段の構造を受け継ぐもののようだ。もし、 … 続きを読む上流階級の馬車中心主義

古書で借金かかえても

鹿島茂(2003)『それでも古書を買いました』白水社 書評用の献本が一か月で最低百冊は送られてくるから、その沖積ぶりは尋常一様のものではない。ほかに、自分でも、月に十万円分くらいの新刊本を買う。研究用のフランス語の新本と … 続きを読む古書で借金かかえても