宮古島の漁師の獲り方、売り方

佐良浜では、魚は漁師と仲買いの固定された取引関係のなかで売買されるため、どの仲買いがどの魚をいくらで買い、小売りにいくらで売ったかという情報は、その日のうちに漁師たちの耳に入る。 本書 p.197 この漁師の語りによると … 続きを読む宮古島の漁師の獲り方、売り方

知の巨人・レヴィ=ストロースが見た日本

クロード・レヴィ=ストロース 著、川田順造 訳(2014)『月の裏側 日本文化への視角』中央公論新社 日本は自然の富は乏しく、反対に人間性において非常に豊かです。(中略)人々がつねに役に立とうとしている感じを与える、その … 続きを読む知の巨人・レヴィ=ストロースが見た日本

歴史をつくった負け組みたち

山口昌男(2005)『「敗者」の精神史〈上・下〉』岩波書店 覚馬も結局は、公の世界に足を突っ込む権威高官の地位に身を置かないという意味では、敗者の立場を貫いたと言えるのかもしれない。覚馬なくば、京都は学問の府の位置を獲得 … 続きを読む歴史をつくった負け組みたち

人と機械のかかわり方を通して見えてくるタイらしさ

森田敦郎(2012)『野生のエンジニアリング -タイ中小企業における人とモノの人類学-』世界思想社 タイに移動した機械の多くは新しい環境で出会った要素と安定した関係を築くことができず、その動作は不安定化した。だが、この不 … 続きを読む人と機械のかかわり方を通して見えてくるタイらしさ

環境が文明に影響を与える?

梅棹忠夫(1967)『文明の生態史観』三陽社 マイクロ・ウェーブ網ができようというのに、市内電話の発達のわるさはどうだ。鉄道はあっても、自動車道路はこれでも道か。化学工業、造船、光学機械はたいしたものでも、工作機械はだめ … 続きを読む環境が文明に影響を与える?

一途で開ける可能性

石井米雄(2003)『道は、ひらける-タイ研究の50年』めこん  出発点は小林英夫であり、先生に導かれたソシュールである。そこから社会的事実としての言語の分析学を知り、更に青年期の宗教遍歴の総括としての宗教社会学を学んだ … 続きを読む一途で開ける可能性

柔軟な語られ方をする民族、ジェンダー

速水洋子(2009)『差異とつながりの民族誌 北タイ山地カレン社会の民族とジェンダー』世界思想社 人の命は、この世とあの世とを行き来すると考え、この世での死は、あの世での新たな誕生を意味し、逆にこの世での誕生はあの世では … 続きを読む柔軟な語られ方をする民族、ジェンダー

夢見の訓練を通して全てを悟る

カスタネダ, カルロス 青木保監修・名谷一郎訳(1993)『未知の次元-呪術師ドン・ファンとの対話-』講談社 未知の次元―呪術師ドン・ファンとの対話 (講談社学術文庫)  もうすっかりメスカリトの話は出てこなくなってしま … 続きを読む夢見の訓練を通して全てを悟る

呪術師になった後の世界

カスタネダ、カルロス 真崎義博訳(1974)『呪術師に成る-イクストランへの旅-』二見書房 「それがどんな決断かなんてことは問題じゃない」彼が言った。「どんなことだってほかのことより重大だとか、そうでないとかいうことはな … 続きを読む呪術師になった後の世界

見ることを身につける

カルロス, カスタネダ(真崎義博訳)(1973)『呪術の体験 分離したリアリティ』二見書房 「見ることが他の人になんの影響も与えないってことは?」 「もう言ったろうが、見ることは呪術じゃないんだ。だが人はすぐ混同しおる。 … 続きを読む見ることを身につける