台湾の書店事情


台湾の書店といえば、誠品書店が有名です。esliteというブランドでステーショナリーなども扱っています。旗艦店は台北101近くにある信義店です。その近くの南敦店も雰囲気のあるお店です。

台湾の出版事情は人口2300万人の国家の限界かあまり良くなさそうです。本の値段は日本で同等のものを買う場合の8割ほどです。しかし大卒初任給が日本の半分程度と考えると割高です。原因の一つは翻訳物の多さがあるかもしれません。

日本の小説も多くありますが、網羅的とは言えません。例えば森見登美彦の作品は『夜は短し歩けよ乙女』『夜行』が翻訳されている程度ですし、小川糸も『ツバキ文具店』ぐらいしかありませんでした。そのため、日本でのように谷崎潤一郎三島由紀夫の『文章読本』を読んでから斎藤美奈子の『文章読本さん江』を読む、といったような楽しい読み方ができません。

ただ、中国(大陸)や台湾の小説はやっぱり貴重で、買いに行く価値はあります。簡体字の本は神田で手に入りますが、繁体字の本は日本国内で手に入れるのが難しいからです。辞書も繁体字のものは日本ではほとんど手に入らないので、私は台湾で中日・日中辞書を買い求めました。店内には映画やテレビドラマのDVD、店舗によっては音楽のCD・DVDも置いてあるので、毎回チェックしますし、結構買ってしまいます。

その他、台北駅南側から西門町あたりには数多くの書店が集まっていて台湾随一の書店街の様相を呈していますので、見ているだけでも楽しいです。